今年のお絵描き講座
[投稿]:2022.08.25 at 1:01
・・・ところで、肌の色は何色から作れるか、知っている人いますか・・・
と私が問えば、小学生の女の子が手をあげて「オレンジと白」と答えました。
・・・すごいですね! 当たり!
と言葉で言う以上に、私の心の中は驚きに満ちていました。
絵を描き始めた頃、私は3原色から肌色をつくる方法がわからなくて、あれこれかなり苦労しました。
目で見るだけでは、わからないんですね。
白にも見える。茶色にも見える。ピンクにも見える。そのミックスにも見えるし、
肌の箇所によってもかなり色は違う。日が当たっている場所、影になっている場所で違う。
キャンバスに絵を描き始めてからも、迷い続けました。そして、失敗を続けました。
そうしてようやく手に入れたのが、赤と黄色と白の配合。
赤と黄色はオレンジを成すので、「オレンジと白」は正解!
3つの色の加減次第で、本当にきれいな肌色が作れる。
私は普段、学習塾を経営しているからなおのこと、強く刺さってくるのかもしれない。
辞書で英単語を調べて、10分かけて探していた言葉に出逢う。
勉強に寄与した時間は、10分ではない。見つけた瞬間からそれを頭に伝えた、わずか5秒。
参道が永ければ、舎にたどり着いたときの喜びは確かに大きいかもしれない。
しかし、機能する瞬間は神に祈りを伝える、柏手を打つ僅かな一瞬。
見つける喜びを求めるか、
見つけた人からもらいうけるか。
昨年のまちゼミがきっかけで、この一年近く
毎月一回、zoom絵画教室をやっています。
何がきっかけとなるかは、誰にもわからないものです。